以前、引っ越しをして車庫証明を取得した記事を書きました。
その後、陸運局まで行って車検証の住所を自分で変更したのですが、またもや引っ越したので、今回は自動車保有手続きのワンストップサービスを利用してみました。
自動車保有手続きのワンストップサービスとは
今までは引っ越した際は、私が前に実施したように、車庫証明を地元の警察に行って取得したのちに、陸運局まで赴き、車検証の変更が必要でした。
その為、行政書士の代行サービスがあるくらい面倒な手続きだったのですが、自宅にPCとマイナンバーカードがあれば、車庫証明取得のための申請と車検証の変更手続きが電子申請可能となりました。
その他、自動車税に係る手続きも出来るようです。
詳しいことは 自動車保有手続きのワンストップサービスの公式サイト を参照してください。
ちなみに現在は全都道府県にて自動車保有手続きのワンストップサービス(以降 OSS)が利用可能のようです。
それと軽自動車は別に、軽自動車保有関係手続のワンストップサービス から申請する必要があります。
OSSを利用するための条件
OSSを利用するためにはいくつか条件があります。
マイナンバーカード
これは絶対に必要な条件となります。
- 公的個人認証サービスより電子証明書(マイナンバーカード)を取得していること
- マイナンバーカードの読取が可能なICカードリーダ もしくは 読取可能なスマートフォン
マイナンバーカードの電子証明書が読み取れることが必須です。
ですので、パスワードを何回も間違ってマイナンバーカードがロックされていて読み取れない状況もNGとなります。
PCの設定
申請を行うPCでもブラウザにアドオンとプラグインのインストールが必要です。
ブラウザはMicrosoft EdgeとGoogle Chromeとなります。
どうもChromiumコードを使用していてアドオンとプラグインが使用可能であれば動作するようで、私はBrave (Chromiumコードベースのブラウザ) で申請出来ました。 (ここは自己責任でお願いします)
アドオンのインストール方法 (Microsoft Edge、Google Chrome)
プラグインのインストール方法 (Microsoft Edge、Google Chrome)
ここだけの話
私の失敗談ですが、実はアドオンとプラグインをインストールしていなくても、最後の電子証明書の付与までは普通に進みます。
ところが最後の最後の電子証明書の付与のためにスマホ用にQRコードを表示し、何度読み込んでも失敗するんですよね。
そしてそのエラーコードが調べても出てこない。
iPhoneだと(El223-2909)-(MPA-lS-l11)、AndroidだとEA623-4109、というエラーコードです。
そしてアドオンとプラグインが必要なのを最後に知りました。
インストールしたらAndroidで問題なくQRコードを読み取りました。
おそらくiPhoneでも問題ないと思います。
車庫証明申請に必要な書類を 画像データ として記録したもの
書類というか図と証明書を画像データ(JPEGなど)としてPCに保管しておく必要があります。
- 所在図(位置図)
- 配置図
- 自認書(保管場所使用権原疎明書面)または 保管場所使用承諾証明書
PDFは不可ですので、注意してください。
基本的には警察署に提出する車庫証明書取得の際に必要な情報となります。
車の型式等の情報も必要となりますので、変更前の車検証も手元に必要となります。
準備が出来たら、”準備が済んでいる方” から申請します。
OSSを利用する際の注意点
ここまでは準備ですので、これが申請となります。
私が気になった注意点を記載します。
分からない事項については ? をクリックする
専門用語が多いため、この言葉は何だろう? と思うことが多いです。
それについて、白い字で “?” の青い丸が各項目の右端にあります。
これはクリック可能で、クリックすると説明が表示されますので、不明な項目については、まず?をクリックします。
自動車税(環境性能割・種別割)
一度、陸運局での変更登録をしているのでほとんどの項目は分かるのですが、難しかったのが自動車税(環境性能割・種別割)です。
陸運局で記載した納税済証に前回は、種別割が1、環境性能割が2、と記載していました。
1が “課税”、2が “非課税” でしたので、それぞれ その他 を選び、”課税” と “非課税” を記載しました。
ここは車種や使用者によって異なると思いますので、確認をお願いします。
電子証明書をつけて申請
最後まで進んだら、内容を確認して、電子証明書を付与し、送信します。
まとめ
電子証明書に手こずりましたが、思ったよりも簡単に申請することが出来ました。
OSSで一番難しいのが自動車税に関する事項だと思います。
疑問については、電話で問い合わせるのが確実だと思います。